移行支援のメリット・デメリット

2022年6月10日

ブログ

こんにちは。鳥取市の就労移行支援事業所
『Nextep』です。
今回は、移行支援サービスの
メリットとデメリットについてのお話しです。

他の支援事業と同様に
就労移行支援サービスにも
メリット・デメリットが存在します。
まずはメリットから
順に挙げていきます。

①体調や生活リズムの安定に役立つ

体調や生活リズムが
整っていない人でも、
決まった時間に事業所に通う
習慣をつけることで
だんだんと生活リズムが
整うようになってきます。
最初は週2日くらいの
ペースで通い始め、
訓練やスタッフのサポートを経て、
最終的に週5日間通うことが
できるようになる利用者さんも
少なくありません。
体調が安定することで
生活と仕事の質が上がります。
「安定的に就労移行支援事業所に
通うことができた」
という実績は、採用の際の
評価ポイントにもなります。

②自己分析ができる。

ナビゲーションブックの作成等で、
自分の強み・弱みを
把握することができ、
自分を知ることが
できるようになります。
これにより、どんな環境や配慮があれば
実力を発揮しやすいか
どんな工夫があれば仕事ができるのかを
一緒に働く人たちに伝えやすくなります。
そうして自身への理解を得てもらうことが、
その職場で長く働き続けることにつながります。

③集団生活やコミュニケーションの
経験を得られる。

就労移行支援の利用者は
数ヶ月〜2年間にわたって通所し
他の利用者と一緒に生活したり
グループワークを実践したりしています。
それにより、一定の協調性や
他者とのコミュニケーションの
実績を積むことができ
それを職場での
安定的なコミュニケーションや
対人関係の構築に生かすことができます。

④就職後も相談できる

症状や特性によっては、
職場でもある程度の支援・配慮を
必要とする場合があります。
就労移行支援では就職後も
利用者が相談できる関係を継続しており
事業所スタッフが
利用者と職場の相互理解を深め、
安心して働ける環境づくりを
サポートします。

続いて、デメリットについてお話しします。

①支援メニューが希望と沿わない場合がある

障害者雇用枠での就職を
希望する方向けのプログラムや
就職支援メニューを
用意している事業所が多いため
一般枠での就職のみを希望される方は、
提供されるプログラムや
就職支援メニューが
希望する内容と合致しない
可能性が生じます。

②早期の就職を考えていても
通所期間が長くなる場合がある

利用期間は最長2年間です
(場合によってはさらに1年間延長あり)
その一方で、数ヶ月〜半年で
就職する人もいます。
つまり、利用期間は利用者によって
異なるのです。
できるだけ早く就職したいのであれば、
事業所のスタッフに
その希望を伝えながら
就職活動を進めていき、
自分に合った仕事を
しっかり探したいということであれば
腰を据えて2年間利用するのもいいでしょう。

③期間中はお金が入ってこない

通所期間中は短時間であっても
アルバイト等の就労を
することができず(例外あり)
就業準備に専念する事になります
(実習等での職業体験を通して
スキル向上や適性の把握をすることは可能)

④求人紹介を受ける場合は、ハローワークや
人材紹介会社を利用する必要がある

就労移行支援事業所は、
求人紹介のサポートを
受けられる場所ではなく
働き続ける力や入社後に活躍するための
力を身に着ける場所です。
ただし、就労移行支援事業所
独自のネットワークで企業見学や
企業との座談会
企業実習などの機会をきっかけに
就職に繋がるケースも多くあります。

 

鳥取市の就労移行支援事業所Nextepでは
見学・体験を随時募集しております。
お気軽にご相談ください。

0857-32-7057

 

投稿一覧へ戻る 〉