ナビゲーションブックについて

2022年6月14日

ブログ

こんにちは。鳥取市の就労移行支援事業所
『Nextep』です。
今回は、ナビゲーションブック
についてのお話しです。

ナビゲーションブックとは

 

ナビゲーションブックとは、
障害を持つ方が
企業で働きやすくなるために
必要な事を詳しく解説するための物です。
自分の障がい、特性のことを
もっと理解したい
自分のことを他者(支援者や就職先)に
伝えられるようになりたい
と考えたときに
活用できるツールです。
自身の障がい特性や
個性について説明をし、
それによる苦手なことや
得意なこと
注意が必要なことなどを
明確にします。

どんなもの?

自分の特徴(特性)やセールスポイント、
課題とその対処法など
会社に理解・配慮してほしいこと
等をまとめたものです。
つまり、自分が働く為に必要な環境を
解りやすく解説したものです。

自身へのメリット

特性を自己分析し
自分を知ることができます。
自分のことを文章化することで、
他者(相手)に伝えることが可能になります。
障がい特性は一人ひとり異なるので
他者からは定義が難しく、
それ故に周りの理解も
困難になります。
そのため、自身の特性を
事前に理解してもらえないと、
「性格が悪い」とか
「非常識」だとか、
あなたの気持ちや考えと全く違うように
周りが捉えてしまうこともあります。
ですが、事前に知っておいてもらうことで、
障がい特性として理解を得られます。

企業側のメリット

企業側の人は、障がいについて
詳しくはありません。
また、同じ障がい名でも
ひとり一人症状が違うことなども
知らない場合がほとんどです。
ナビゲーションブックによって
企業側に詳しく伝えることで、
採用する人がどのような障がいで、
必要な配慮は何なのかを
事前に理解してもらえます。

すると採用後、配属部署や作業環境など、
会社として出来る範囲内での
配慮をしやすくなります。
例えば
・音をうるさく感じやすい
→社内の比較的静かな場所での作業を
割り当ててもらえる。
・時間の管理が苦手
→始業や休憩時間、終業の時間を
周囲の人から声かけしてもらうことができる。

企業が障がい者の採用に
躊躇する理由の一つとして、
採用した際に会社として
何をすれば良いのか
解らないということが挙げられます。
そこをクリアにすることで、
採用後の問題点がなくなり
採用されやすくなるわけです。

ナビゲーションブックには、
障害や病気とうまく付き合いながら働くために
必要な情報やメリットが
たくさん詰まっています。
そのため、症状や特性の状況をみて、
定期的に自身で
アップデートをしていくことが大切です。
ナビゲーションブックについて
もっと詳しく知りたい場合は、
是非一度
Nexstep』
私たちと実際に作成してみましょう!

鳥取市の就労移行支援事業所Nextepでは
見学・体験を随時募集しております。
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